大学生の研究日誌序説

心理学徒の研究日誌。日日是好日。

研究ブログ開設にあたって・緒言

こんにちは。そして, 初めまして。

今春から大学三回生になる立命館大学総合心理学部3回生のこまっきーと申します。もうすぐ春休みが終わりますが, 皆さんは春休み如何お過ごしでしたでしょうか。私は, この春休みは研究が比較的多くできたというのが所感です。ただ, 研究するにあたって知識が些少すぎると多々実感したこともあり, 「まだ若いので大丈夫ww」という月並みな人生論を振り回して自分の中でお茶を濁しております。(笑)(ちなみに, 「研究」という文字を使用しているのは, 「勉強」というとボランタリーな感じが出ないのと, 自分がやっていることに関してのプライドの気持ちを込めているからです。)

 

それと, 順番が逆になりましたが, 私の大ざっばな研究内容としては, 

現在は時間・余暇・知識その他諸々の連字符社会学を基軸に研究しており, 特にLuhumannの社会システム理論・Weberをはじめとする合理化論などの理論研究にも興味があります。「心理学部なのになぜ社会学の研究をしているの?」と疑問がおありの方もいらっしゃるかと思いますが, 話すと少し長くなるのでそこは括弧にいれて見ておいて下さい。(笑)

さわりだけ言うと, 心理学からずれていったのはミヒャエル・エンデというドイツ人作家が書いた『モモ』という本が端緒だろうと思います。『モモ』にはエンデの深甚なる資本主義世界への問いが物語に変奏されており, 話の節々にかなり哲学的な要素が含まれ読めば読むほど味が出てくるようなタイプの本だと思います。因みに, この本は児童文学なので, 小学生でも読むことが出来るのですが, 大人でも楽しめます。更に興味のある方は『エンデの遺言』も読まれると, エンデの思想的な背景がよくわかります。

 

モモ (岩波少年文庫(127))

モモ (岩波少年文庫(127))

 

 

 

エンデの遺言 ―根源からお金を問うこと (講談社+α文庫)

エンデの遺言 ―根源からお金を問うこと (講談社+α文庫)

 

 

さてさて, 私ブログというのは初めてなのですが, このブログの目的は私の読書メモや試論を書くことで, それに対してのフィードバックやアドバイスを色んな人から頂く事も目的の延長としております。そして, この「試論」というのがこのブログの一つのユニークさがでると思っています。何故かというと, この試論のテーマをブログの読者さんから一部募集しようと思っているからです。特にテーマに関しては制限致しませんが, 社会学が扱いやすいテーマを挙げて下さるとこちらとしてもやる気が出ます。(笑)

 

後, このブログを通して勉強会や読書会なども自主的に開催できれば面白いかと思います。Twitter等のSNSは個人的には私は限界があると感じています。

どうも批判的な直観が鈍ったり, メディア心理学で言うエコーチェンバー現象と言って, 価値観が類似している範囲内でのコミュニティによる推論バイアスがあったりするので, face to face で議論するのは議論するにあたって大事な事だろうと思います。それと, 本人から距離が遠いのを笠に着て, コンテンツよりも人格批判を土台にしてぼやくのがよく見られます。これもよくないです。

これを言い出すと個人の属性に原因や責任を転嫁することに繋がります。それらは生物学的な汎脳主義の位相の一つであり, 「頭が悪い」等の安直なラベリングにもつながります。言葉の端々だけとらえて「かわいそうな人・変な人」と決めつける前にその人の現実性や生活性を鑑みて, その人の世界にできるだけ寄り添って相手の意見を尊重して議論を進めることが僕の目標です。(ここだけ熱くなっているのは, 最初の試論の橋頭保となっているからです。お許し下さい。)

 

長くなりましたが, ご質問・コメント等あれば気軽にお願いします。

ではでは。

 

※ 2019 2/14 訂正→研究テーマはプロフィールに書き直しました。テーマも変わりました。