大学生の研究日誌序説

心理学徒の研究日誌。日日是好日。

KHCoderでやってみた分析事例:新聞記事

前年の授業の課題の一貫で、KHCoderでテキストマイニングをしてみました。 稚拙ですが、ここはこういう解釈が正しいとか、間違いやアドバイス、があれば頂けると幸いです。 ご笑覧して頂けると幸甚です、宜しくお願い致します。 drive.google.com drive.goog…

デカルト『方法序説』書評

方法序説 (岩波文庫) 作者: デカルト,Ren´e Descartes,谷川多佳子 出版社/メーカー: 岩波書店 発売日: 1997/07/16 メディア: 文庫 購入: 31人 クリック: 344回 この商品を含むブログ (203件) を見る 「完全な」存在者は完全という観念(Idea)を含み得る――。 …

田中義久 (1973). 私生活主義批判 人間的自然の復権を求めて 筑摩書房

要約 「私民」, いわゆる「鉄の檻」に閉じ込められ, 合理化の過程で疎外されてしまった内的人間を, 「日常生活批判」を通して, 「第二の自然(=市民的統合, 広い意味での形式的類似概念としての公共圏)」を下からのボトムアップの変革を取り戻す論理の青写…

粟谷佳司 (2008). 音楽空間の社会学 文化における「ユーザー」とは何か 青弓社

3. 粟谷佳司 (2008). 音楽空間の社会学 文化における「ユーザー」とは何か 青弓社 要約 ミシェル・ド・セルトーの「ユーザー」という概念を中心に, 音楽における空間の主体者の構成について様々な社会理論を援用して述べている。 アンリ・ルフェーブルの「空…

【雑感】 毛利嘉孝 (2012). ポピュラー音楽と資本主義 せりか書房

ポピュラー音楽を様々な文脈から捉えなおすという目的で, アドルノのマルクス主義的批判理論やレギュラシオン学派の理論を基に, ポピュラー音楽と資本主義の権力関係を明らかにし, そこから「ムシカ・プラクティカ(実践する音楽)」を唱え, 大衆と政治性の…

研究ブログ開設にあたって・緒言

こんにちは。そして, 初めまして。 今春から大学三回生になる立命館大学総合心理学部3回生のこまっきーと申します。もうすぐ春休みが終わりますが, 皆さんは春休み如何お過ごしでしたでしょうか。私は, この春休みは研究が比較的多くできたというのが所感で…